Ketogenic Diet-3

November 11, 2016

11/4〜11/11の間にニュースレターでご案内したテーマ:ケトジェニックダイエット(糖質制限食+ケトン食+オメガ3系オイルEPA & DHA)の食事療法に依る

 ・健康的な痩身(筋肉を増やし、体脂肪を減らす痩身の効果)

 ・抗老化作用(酸化し難いヴァージンココナッツオイルもMCTオイルも、摂取しても活性酸素を産生しないので、細胞を傷付けないのと、抗酸化作用で体内の活性酸素を消去することから、シミ、シワを減らして、肌の弾力性が戻るので、昔から天然の化粧品としてオイルをそのまま飲んだり、肌に塗ったりして使用されています。)

 ・糖尿病(米国では、糖質制限食が治療に使われています。2型糖尿病患者はインスリン投与を受けなければ、治癒可能と癌専門医からの意見)

 ・認知症(米国では糖質制限を治療に用いることを当局が承認済み。ブドウ糖が効かなくなった脳細胞に、高効率なケトン体を脳細胞に供給すると、認知能力が回復)

 ・(癌細胞のエサの糖質を制限して、多量の脂質とタンパク質、ミネラル、ビタミン、食物繊維を増やすと、癌細胞は増殖し難くなるということが広く知られています。)

 

などの予防改善法について、下欄の書籍から引用してみました。

是非、読まれることをお勧めします。

 

 ケトジェニックダイエットでは、福田一典医師も古川健司医師も、摂取エネルギーの内訳として、糖質を10%未満、脂質を65〜75%、タンパク質を15〜25%の構成になるように勧めています。

 中鎖飽和脂肪酸の摂取量は1日80gから100gを勧めています。

 日本では、ココナッツオイルを1日大匙1杯とか2杯を勧める書籍 が多いのですが、米国では毎食80/15=大匙5杯〜100/15=大匙6杯

 それとは別に亜麻仁油を30gの摂取を勧めていますが、亜麻仁油は工場出荷以降の賞味期限、温度管理の不備の点から酸化されていると考えられますので、又、アルファリノレン酸からEPA(エイコサペンタエン酸)そしてDHA(ドコサヘキサエン酸)に代謝する際、僅か10数パーセントの代謝率であることから、EPA、DHAの豊富な青魚の魚油から摂取する方が、魚油だけでなく、魚肉に含まれる動物性タンパク質、動物性ミネラルも同時に摂取できるので、青魚の刺身か煮魚がお勧めです。

 焼き魚は高温調理なので、EPAとDHAが酸化してしまう可能性が高いのでお勧め出来ません。

 

 中鎖飽和脂肪酸では、福田医師も古川医師もMCTオイルを勧めています。

 MCTオイルは、中鎖飽和脂肪酸で98%と高い割合なので、お勧めですが、ケトン体効果が3時間ぐらいしか持続しないので、メアリーニューポート医師がヴァージンココナッツオイルとMCTオイルとの混合オイルの方が、ケトン体効果の即効性と8時間の持続時間という点で好ましいと思います。

 a. ヴァージンココナッツオイルには母乳成分の一つのラウリン酸が約50%含まれる。

    b. ヴァージンココナッツオイルは飽和脂肪酸で93%を占め、その内、中鎖飽和脂肪酸

 が約62%含まれ、長鎖飽和脂肪酸が31%含まれる。

    b. ラウリン酸には強力な抗微生物作用が有ります。

    c. ラウリン酸のケトン体効果は、遅効性ですが8時間持続するので、お勧めです。

 d. MCTオイルは中鎖飽和脂肪酸で98%占め、カプリル酸とカプリン酸の2成分のみ。

 e. MCTオイルのケトン体効果には速効性はあるが、僅か3時間の持続時間

 f.  混合オイルは、長鎖飽和脂肪酸の量を相対的に減り、ラウリン酸、カプリル酸、カプリン酸で占められ、ケトン体効果は速効性と8時間持続できるのが特長です。

 

 

 引用書籍

①ブルースファイフ博士「ココナッツオイル健康法」(WAVE出版1,400円+税)

②メアリーニューポート医師「アルツハイマー病が劇的に改善した!」

③福田一典医師「やせる!若返る!ケトン体食事法」(洋泉社1,400円+税)

④新井圭輔医師「糖尿病に勝ちたければ、インスリンに頼るのをやめなさい」(幻冬社800円+税)

⑤古川健司医師「ケトン食ががんを消す」(光文社新書780円+税)

 

 

 

 

 

1.ケトジェニックダイエット

 ケトン体を積極的に活用した食事療法

 米国NPO法人ココナッツリサーチセンター所長ブルース・ファイフ(自然療法医)博士は、1990年代からココナッツの健康効果に注目し、ココナッツを用いた病気療法に関する本を数多く出版しています。

 その中でココナッツオイルの効能について包括的に著した本を改版を続けて、2011年には第5版の「Coconut Oil Miracle The 5th Edition」を出版しました。訳本は「ココナッツオイル健康法」と題して出版されました。ココナッツオイルのバイブル的存在です。

 ①ヴァージンココナッツオイルの中鎖飽和脂肪酸の3成分:ラウリン酸、カプリル酸、カプリン酸

 ②MCTオイルの中鎖飽和脂肪酸の構成成分:カプリル酸、カプリン酸

 ③中鎖飽和脂肪酸の効能:免疫力強化作用、抗酸化作用、抗ウイルス作用、抗真菌作用(抗カンジダ作用)、抗癌作用、抗腫瘍作用

 ④中鎖飽和脂肪酸のデトックス効果:オイルプリングというココナッツオイルを用いた口腔内のデトックス 歯垢(歯周病菌)を除去して、虫歯菌も除去

  

 又、同センターでは、ココナッツ研究に基づいた論文を引用して健康な体づくりの方法を書籍を通じて紹介しています。

 ・デットックスに関する本「The Detox Book」、

 ・関節炎の解消の本「The New Arthritis Cure」、

 ・白内障、加齢黄斑変性、緑内障改善の本「Stop Vision Loss Now!」、

 ・ココナッツオイルを用いたダイエットの本「ケトジェニックダイエット」、

 ・ココナッツオイルを用いた口腔内デトックス法の本「Oil Pulling Therapy 」、

 ・親の為の自閉症予防と対策の本「Stop Autism Now!」、

 ・アルツハイマー病を改善の本「Stop Alzheimer's Now!」

 ・雑食系、肉食系ペットのココナッツ療法の本「Coconut Therapy for Pets」

 ・他

 

 その後、多くの雑誌にココナッツオイル、中鎖飽和脂肪酸、ケトン体という言葉が散見され、現在に至っています。

 

 書籍でも、ケトン体を署名につけた本も下記の通り、有りますのでご紹介します。

 ・「ケトン体ががんを消す」

 ・「ケトン体が人類を救う 糖質制限で何故健康になるのか」

 ・「痩せる!若返る!ケトン体食事法 体脂肪だけみるみる消える」

 ・「ブドウ糖を絶てばがん細胞は死滅する!―今あるがんが消えていく『中鎖脂肪ケトン食』

 ・「体が生まれ変わるケトン体食事法 太らない、疲れない、老けない 体と頭を糖化させるな」

 ・「体内年齢がよみがえる科学 ケトン体革命-究極のアンチエイジング理論」

 ・「糖質制限+肉食でケトン体回路を回し健康的に痩せる! ケトジェニックダイエット」

 ・「人類最強の「糖質制限」論 ケトン体を味方にして痩せる、健康になる」

 ・「2週間で効果がでる! <白澤式>ケトン食事法」

 ・「糖尿病に勝ちたければ、インスリンに頼るのをやめなさい」

 ・「ケトン体ダイエットレシピ」

 ・「いちばんやさしいケトジェニックダイエット」

 ・「ケトン体質ダイエットコーチ  - 1週間だけ本気出して、スルッと20キロ減!」 

 ・他

 

 上記出版書籍に依ると、糖質制限食に、中鎖飽和脂肪酸のココナッツオイルやMCTオイルを摂取することで、体脂肪を落とす痩身、抗老化作用、糖尿病の予防改善、認知症予防改善、癌の予防改善に活用できることが分かります。

 

 

2.痩身作用と抗老化作用

 ココナッツオイルの中鎖飽和脂肪酸を摂取と糖質制限食を採用することで、体脂肪を落として筋肉量を増やす痩身作用と、活性酸素の産生が減らせることから、抗老化作用、一層効果が増します。

 

 「糖質制限」は多くの人に知られるようになり、実際に実践している人も増えているようです。

  糖質は、血糖値を上げ糖尿病のリスクを高め、余分な糖質はインスリンの影響を受けて中性脂肪に変化して体内に蓄積します。そして、癌細胞の唯一のエサになります。

 

 ・糖質制限すると、血糖値が上昇しなくなるので、インスリンは分泌されません。

 ・インスリンが分泌しないと、糖尿病が改善し、肥満防止、癌発症リスクを下げます。

 ・糖質制限に依り活性酸素の産生が減らすことができ、シミ、シワが少なくなり、老化を遅らせすことができ、多くの病気の予防が出来ます。

 ・糖尿病予防に依り、認知症の発症リスクを減らすが出来ます。

 ・糖質制限で、癌細胞のエサが無くなり、癌細胞を兵糧攻めにして、癌細胞を消滅できます。

 

 しかし、間違った糖質制限で健康被害になっているという実態が有ります。

 問題は下記3つ有ります。

 

 ①1日に必要な摂取エネルギーを維持していません。

 ②糖質のエネルギー分を他のタンパク質、脂質で補っていません。

 ③ミネラルと食物繊維(=炭水化物ー糖質)不足。

 

 ①から、「1日に必要な摂取エネルギー」をお分かりでしょうか?

    a. 男性50歳以上の場合、      1日に必要な摂取エネルギー=体重X215(kcal/kg)

    b. 男性30-49歳以上の場合、1日に必要な摂取エネルギー=体重X223(kcal/kg)

    c. 女性50歳以上の場合、      1日に必要な摂取エネルギー=体重X207(kcal/kg)

    d. 女性30-49歳以上の場合、1日に必要な摂取エネルギー=体重X217(kcal/kg)

 

 

 ②のタンパク質、脂質の補充について、ケトン体食事法に倣うと比較的簡単になります。

 タンパク質、脂質の量は、下記の食品成分データベースから食品毎の重量を検索します。

 ケトン体食事法:糖質摂取カロリー比率を総摂取カロリーの10%以下に抑え、タンパク質の

 総摂取カロリーも30%以下に抑え、脂質が60%程度にします。

  注意事項:タンパク質の多量摂取は、肝臓の代謝の限界を超え、血中の尿素やアンモニアの濃度が増え、致命的な問題を起こします。

  (糖質とタンパク質の摂取カロリーは1g当たり4kcalで、脂質は1g当たり9kcalです。)

 ・酸化しないココナッツオイルとMCTオイル、必須脂肪酸のオメガ3系オイルの魚油はとても優れたオイルで、血糖を上昇させないので、インスリンの分泌が無く、とても安心です。

 ・良いオイルはオメガ3系オイルの魚油EPA、DHAです。サバ、サンマには多くのEPA, DHAが含まれているだけでなく、動物性タンパク質も豊富なのでとても効率的です。

 ・ココナッツオイルの中鎖飽和脂肪酸は、他の食用オイルよりも、小腸での消化吸収が4倍と優れ、肝臓で速やかに代謝されて、10倍ものケトン体を産生できます。

 

 

 ③から、ミネラルの内、鉄分は動物から摂った鉄分が良いことからレバーを、食物繊維は"野菜"や"バジルシード"、亜鉛と鉄は"きな粉"から摂取すると良いと思います。

   (引用:銀座東京クリニック院長 福田一典「痩せる!若返る!ケトン体食事法」)

 

 糖質は、タンパク質、脂質と共に三大栄養素と言われていますが、糖質はエネルギー源としての栄養です。しかし、糖質は4kcal/gと、脂肪の9kcal/gよりも小さいので、非効率です。

 又、体が糖質を必要とする場合は、私達の体が、新糖生と言って、私達の筋肉のタンパク質を分解して作ります。

 

 1日の糖質摂取量40g以下で1回の食事につき太る原因となるインスリンを分泌しない量20g未満とします。玄米や全粒粉小麦などの精製度の低いものを少量食べるようにします。

     各食品の100g当たりの重量に就いては、下記データベースから炭水化物、タンパク質、脂質の重量を調べて下さい。文部科学省 食品成分データベースURL : http://fooddb.mext.go.jp/

 

 参考:

 ・果物のアボガド以外は全て甘いので糖質が多いので少量食べるようにして下さい。

 ・くるみは、オメガ3系オイルが多いとされていますが、栄養成分のデータベースに依ると、炎症作用のあるオメガ6系オイルのほうが多くなっているので、注意して下さい。

 ・大豆油、コーン油、ゴマ油、ひまわり油、グレープシードル、クルミ等には、炎症作用が有るオメガ6系オイル(多価不飽和脂肪酸、リノール酸、アラキドン酸)が一番多く、オメガ3系オイル(多価不飽和脂肪酸、αリノレン酸)、オメガ9系オイル(一価不飽和脂肪酸、オレイン酸)も含まれています。摂り過ぎには要注意。

 

 

 

3.糖尿病の予防と改善

 私は、糖尿病も高血圧も医者が治す病気であると思っていましたので、何の疑問もなく、肥満に依る"2型糖尿病"と”高血圧”で15年間ぐらい、糖尿病専門クリニックへ毎月1回通院し、尿検査、血糖値とヘモグロビンA1Cの血液検査、診察を受け、血糖値、血圧を下げる薬を処方してもらい、診察費5,000円と薬代5,000円の合計10,000円を支払っていました。しかし、血圧、血糖値を下げる薬を服用しても一向に改善しませんでした。1泊2日の糖尿病の教育入院で、 血糖値とヘモグロビンA1C、血圧が一時的でしたが改善したことから、自分の努力次第で、糖尿病も高血圧も、運動と糖質制限食で、改善できる病気であると思いました。
 そこで、従来の植物オイルからヴァージンココナッツオイルに変えて糖質制限食を導入し、そしてウオーキングを継続的に行って、体重を20kg減らして、2型糖尿病も高血圧も改善することができました。

 

ブルースファイフ博士「ココナッツオイル健康法」の糖尿病

 精製植物油の過剰摂取が2型糖尿病の発症に関係し、特に、酸化し易い多価不飽和脂肪酸であるとしています。酸化した不飽和脂肪酸が細胞壁を作る材料になると、細胞の働きが悪くなり、ホルモン、ブドウ糖、その他物質が細胞を出たり入ったり出来なくなってしまい、糖尿病を促進させるといいます。

 低温圧搾で作られたヴァージンココナッツオイルは、93%もの飽和脂肪酸で占められ、酸化し難いオイルであることと、中鎖飽和脂肪酸の消化には膵臓が作る消化酵素が不要で、インスリンが大量に分泌される食事中に膵臓にかかる負担が小さくなり、膵臓はより効率的に機能できます。

 

 

新井圭輔医師「糖尿病に勝ちたければインスリンに頼るのをやめなさい」

 新井医師は糖質制限食を体験した糖尿病専門医です。

 糖尿病は「インスリンというホルモンの働きが悪い為に、血液中のブドウ糖の量が異常に増えてしまう病気」と定義されています。ですから、治療の最大目標は「インスリンの働きを良くして、血糖値を下げること」となります。

 これに対し、新井圭輔医師「糖尿病に勝ちたければインスリンに頼るのをやめなさい」では、「糖質を摂ると、高血糖になってしまう体質、即ち、ブドウ糖処理が下手な体質」であるとしています。

 

 又、同医師は、糖尿病が怖いのは、三大合併症(糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害)、脳梗塞、心筋梗塞、歯周病、骨粗鬆症、認知症等で、これらの合併症を防ぐ治療が良い治療と言えるのですが、実際は糖尿病の合併症は、患者数の増加に伴って増え続けています。

 2013年末現在の透析人口は314,180人で、その内糖尿病腎症患者が115,118人と最も多く、36.7%を占め、同年1年間に新たに透析を始めた患者の原因疾患も、糖尿病腎症が15,837人と最も多く43.8%を占めており、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害も増え、糖尿病網膜症で失明している人は毎年数千人に及んでいて、糖尿病の患者数増加に並行して、合併症も増え続けているとのことです。

 特に、真面目に治療を受け、血糖値が正常範囲に収まっている優等生の患者に、透析治療が必要になったり、網膜症を発症して失明する患者が多いとのこと。

 

 同医師は、「そもそも治療が間違っているのではないか」「インスリンには弊害が有る」「SU薬、インスリン注射、カロリー制限食という今の治療法は百害有って一利無し」「定説は真実とは限らない」「真面目に養生している人を殺しかねない、高インスリン状態」「現在の糖尿病治療は理屈に合わない経験医学」「糖尿病合併症の原因は高血糖ではなく、"インスリン"ではないのか」という考えを持つようになりました。

 同医師は、糖尿病患者に糖質制限を勧めています。

 糖質の過剰摂取 → インスリンの分泌 → 活性酸素の発生 → 炎症の惹起(じゃっき)

 (糖尿病専門医は、2型糖尿病患者に対し、糖質制限を糖尿病治療には認められていない、とし糖質制限治療は行わない。自縛しているので、インスリン療法以外は行わない。)

 2型糖尿病の患者の治療は、糖質を断てば良く、高インスリン療法を受けないことです。

  ・血糖値を上げない為に、糖質は摂らない。

  ・インスリンを増やさない為に、SU薬を使わない。

  ・高血糖でも低インスリンにしておけば、合併症は起こらない。

  ・ヘモグロビンA1Cが高くても、腎機能は悪化しない。

  ・使用しても良い薬は、インスリンの効きが悪くなっている状態を改善して、インスリンの働きを良くする薬ー”インスリン抵抗性改善薬”です。(アクトス、グルコラン)

  ・糖尿病合併症の本質は、動脈硬化。

  ・動脈硬化は、糖質制限と塩分制限で治せる。

  ・年齢と高血圧の間に相関関係は無い。

  ・論理的に捉え直せば”メタボ”の診断基準は無意味

    腹囲:男性は85cm以上、女性は90cm以上

    脂質異常:中性脂肪150mg/dl以上、HDLコレステロール40mg/dl未満

    高血圧:最高血圧130mmHg以上、最低血圧85mmHg以上

   (最低血圧が高いのは、拍動による圧力がかかっていない拡張期でも、血管の内壁が強い圧力

    を受けている状態です。その原因として疑われるのは動脈硬化であると考えられる。)

    高血糖:空腹時110mg/dl以上

  ・正しい合併症治療=糖尿病治療+動脈硬化治療

  ・動脈硬化治療は、万人に推奨すべき長寿法

  ・2型糖尿病での、インスリンと発癌との関係「高インスリン→活性酸素の増加→発癌の促進」

  ・1型糖尿病と癌との関係 インスリン注射が必須の1型糖尿病の人もインスリン投与量は

  最少限に、基礎インスリン量に留めると良いと思う。

  ・癌の難治度∝ 癌の大きさ x 増殖スピード / (免疫力)

  ・癌治療の二本柱

    糖質制限:おかずはバランス良く摂取+カロリー制限無視+間食で糖質を摂らない  

    免疫賦活:免疫力の活発化。

 

福田一典医師「やせる!若返る!ケトン体食事法」

 福田医師は糖質制限食を体験した癌専門医で、ケトン体、ケトン体食事法の専門家です。ケトン体食事法で、糖尿病治療、認知症改善、癌治療について説明しています。

  ・ケトン体食事法:糖質のカロリー摂取比率を10%以下に減らし、タンパク質が15%〜25%,

       脂肪が65〜75%を占める低糖質・高脂質。

  ・脂肪は、中鎖飽和脂肪酸とオメガ3系脂肪酸のEPADHAで、エネルギー源と必須脂肪酸の補給

  となります。

  ・甘味料は糖質の糖分からではなく、100%天然甘味料でカロリーゼロの羅漢果を用いる。

  ・魚油からのEPA、DHAは、動脈硬化性疾患を予防改善する。

  ・オメガ3系不飽和脂肪酸の代謝:アルファリノレン酸→EPA→DHA

  ・ヴァージンココナッツオイル、MCTオイルに多く含まれる中鎖飽和脂肪酸は、脂肪組織への

   沈着が少なく、エネルギー源として直ぐに代謝され、肥満になり難いオイルです。

   ヴァージンココナッツオイルとMCTオイルとの違いは、下欄の表を参照して下さい。

  ・ヴァージンココナッツオイル、MCTオイルに多く含まれる中鎖飽和脂肪酸は、肝臓で従来の

  オイルに比べて、小腸での消化吸収で4倍、肝臓での代謝で10倍早く、他のオイルよりも効率

  良くケトン体を作ります。

  ・高血糖とインスリン分泌は認知症の原因になる。

  ・インスリンの分泌を減らせば、癌細胞は死滅する。

  ・2型糖尿病の多くは、インスリンを投与しなくても、糖質を断つことで治療が可能です。

  ・そもそも糖質を摂らなければ、糖尿病にはならない。

  ・ケトン体食事法は、糖尿病の改善効果が高く、糖尿病合併症も改善する。

  ・ケトン体食事法で、食後高血糖が起きないので眠くならず、むしろ脳機能が良くなり、頭が

  冴えます。

  ・ケトン体そのものに毒性は有りません。ケトン体食事法は糖尿病治療にとても有効です。

  ・ケトン体食事法は自閉症の治療に有効です。

 

 

 

 

4.認知症

 認知症には、脳梗塞や脳出血など、脳の血管障害を原因とする「脳血管性認知症」と、「アミロイドβ」という蛋白質が沈着することで脳細胞が破壊されて、脳が萎縮することなどで起こる「アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)」の主に2種類が有ります。

 

 近年の傾向では、脳血管性認知症は微増ですが、アルツハイマー病は急増していて、1985年から2005年の間のアルツハイマー病の年齢調整有病率では、3倍以上増加しているというデータも有ります。その最大の原因は、同様に近年急増している糖尿病が挙げられます。

 様々な研究調査で、糖尿病がアルツハイマー病の強い危険因子になることは既知のことです。

 糖尿病は、1960年代迄は極めて稀な病気でしたが、現在では5人に1人が糖尿病、或いは糖尿病予備軍と言われるほど増加しています。

 

 科学者の武田邦彦氏は、脂質学の専門家、日本脂質栄養学会・奥山治美会長の論文を引用して、サラダ油及びサラダ油を原料にした加工食品は、認知症の発症原因となっている、と指摘しています。

 サラダ油を利用している人は、早速ヴァージンココナッツオイルに切り替えて下さい。又、サラダオイルを用いた加工食品は摂取を避けるようにしてください。サラダ油は炎症作用のあるオメガ6系オイルです。

 

ブルースファイフ博士「ココナッツオイル健康法」

 ・著者は、ココナッツを用いた健康法に通じるココナッツ専門家として有名で、多くの著書を出版しています。日本でも、その一部が日本語訳本が出版されています。

 ・アルツハイマー病の根本的な問題は、脳が効率的にブドウ糖を利用できず、脳細胞は飢餓状態になり、ストレスに耐える力が弱くなり、その結果、脳は急激に老化し、認知症に至ります。

 ・青魚に含まれる魚油のオメガ3系オイルのEPA, DHA、そして中鎖飽和脂肪酸を摂取

 ・中鎖飽和脂肪酸は、他の食用オイルよりも小腸での4倍も消化吸収が良く、肝臓ではケトン体への代謝スピードが10倍と速く、ケトン体がブドウ糖に代わって脳の栄養となって吸収され、アルツハイマー病を改善します。

 ・最近まで、認知症は一度発症すると治らないものとされていましたが、脳は年を取ってからも新しい細胞を作ることができるとし、事実、作っています。正しい治療を施しさへすれば、認知症を始めとする神経変性疾患(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、外傷性脳損傷、脳卒中、慢性頭痛、うつ病等)の回復は可能です。

 ・糖質制限食+ケトン食=ケトン食事療法(糖質のカロリー摂取比率を10%以下に減らし、タンパク質が15%〜25%, 脂肪が中鎖トリグリセリドを中心に65〜75%を占める、低糖質高脂質食事療法)

 

 

メアリーニューポート医師「アルツハイマー病が劇的に改善した!」

 ・小児科医のメアリーニューポートは、夫のが若年性アルツハイマー病になったので、神経変性疾

 患の専門医に診察してもらい、薬を処方してもらいました。

 ・薬を服用しているにもかかわらず、一向に症状が改善せず、むしろ悪化していきました。

 ・医師が処方する製薬会社の薬の服用は一時的には効果があるものの、次第に悪化することから、

 完治できない病気であることは周知の事実のようです。

 ・メアリーニューポート医師は、勤務医を続けながら、症状を改善する手立てを模索しました。

 ・小児科では未熟児の栄養補給に中鎖飽和脂肪酸を用いることから、中鎖飽和脂肪酸が豊富な

 ヴァージンココナッツオイルにアルツハイマー病の改善の可能性を求めました。

 ・メアリーニューポート医師は、米国中の多くの専門家、研究者に中鎖飽和脂肪酸について問い合

 わせを行い、ヴァージンココナッツオイルの摂取量ー小匙1杯(5ml)から始め、大匙1杯(15ml)、大

 匙2杯(30ml)と徐々に量を増やし、摂取頻度についても確認しました。摂取量は、可能な限り、増

 やすことです。メアリーニューポート医師の夫は、ヴァージンココナッツオイルとMCTオイルを

 3:4で混合したオイルを毎食大匙3杯(45ml)摂取しました。

 ・病院の専門医に調査の協力を依頼して、夫を実験台にヴァージンココナッツオイルの摂取開始前

 と摂取後の時計描画テストを始めました。

 ・摂取開始前、摂取後2週間後、摂取37日後の時計描画テストを行った結果、段々と時計の絵が

 完全に描かれていく様子に大変驚き、ヴァージンココナッツオイルの効果に大変驚きました。

 ・毎食時にヴァージンココナッツオイルを大匙2杯(30ml)摂取していても、夫の認知レベルが

 不安定になることが分かりました。ヴァージンココナッツオイルのケトン体効果は、遅効性で8時

 間の持続時間なので、ヴァージンココナッツオイルを次に摂取してからケトン体効果が現れる迄に

 時間がかかり、途中、ガス欠になってしまうようです。

 ・同じ中鎖飽和脂肪酸(MCFAs)が100%近いMCTオイル(中鎖トリグリセリド)に可能性を探り

 ました。このMCTオイルは下痢し易いという欠点があることから、専門家、研究者に摂取方法につ

 いて相談しました。

 ・ケトン体効果の効き方を改善する方法は、ヴァージンココナッツオイルとMCTオイルとのミック

 スオイルにすることでした。

 ・ヴァージンココナッツオイルに30%含まれる長鎖飽和脂肪を相対的に減らし、ラウリン酸を残す

 為に、混合オイルは、ヴァージンココナッツオイル:MCTオイルとを3:4で混ぜて作ります。

 ・ミックスオイルのケトン体効果は、速効性、8時間の安定した持続時間になったので、夫の認知

 力の変動は消え、安定しました。

 ・同書に依ると、このケトン体効果を実感された人から、他の神経変性疾患(パーキンソン病、筋

 萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、外傷性脳損傷、脳卒中、慢性頭痛、うつ病等)にも効果が有

 るだけでなく、白内障、加齢黄斑変性、緑内障にも効果が有るというコメントが届いていていまし

 た。

 

 

 福田一典医師「やせる!若返る!ケトン体食事法」

 ・食事の中で、糖質量が増え、高血糖や糖尿病が様々なメカニズムでアルツハイマー病の発症を促

 進させています。

 ・糖質の過剰摂取は脳血管の動脈硬化を進展させて、脳梗塞や潜在的脳虚血を引き起こし、終末

 糖化産物(AGE)は、酸化ストレスを起こして、脳の神経細胞にダメージを与えることで、脳血

 管性認知症の原因になります。

 ・インスリンの血中濃度が異常に高くなる高インスリン血症がアルツハイマー病の発症を引き起

 こします。インスリンを分解する酵素にはアルツハイマー病の原因となるアミロイドベータ分解作

 用があるので、高インスリン血症になるとアミロイドβの分解が十分に行われなくなり、脳内のア

 ミロイドβの沈着が促進され、神経細胞の障害が進行すると考えられています。

 ・糖尿病を含む糖代謝異常を患っている人の体は、脳内でアミロイドβが沈着し易いので、アルツ

 ハイマー病になり易い状態と言えます。

 ・糖質制限やケトン体食事法で、インスリン分泌を減少させるだけでも、脳血管性認知症、アルツ

 ハイマー病と共に、認知症予防に効果が有ります。

 ・身内に認知症患者がいる場合は、認知症予防を積極的に考え、食生活の改善を実践することが大

 切です。魚油のEPD、 DHA、野菜や果物に含まれるビタミン、ミネラル、ポリフェノール等は認知

 症の発症率を低下させる効果が有ると知られています。

  逆に、白米など糖質の多い食事は認知症の発症リスクを高めます。

  運動習慣が有る人程、脳血管性認知症、アルツハイマー病共に発症リスクを低下させます。

 ・ヴァージンココナッツオイルやMCTオイルの中鎖飽和脂肪酸が肝臓で作るケトン体は、脳神経の

 エネルギー代謝を良くして、活性酸素や炎症から神経細胞を保護する作用が有ることから、ケトン

 体を増やすケトン体食事法は、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳卒中などを原因とする脳神

 経細胞障害を抑える為に利用されています。勿論、認知障害の改善にも有効であることが、多くの

 臨床試験で示されています。

 ・軽度の認知障害を患っている、平均年齢70.1歳、男性10名、女性13名の23名を2つのグループ

 に分け、それぞれ高糖質食、低糖質食を6週間摂取する実験調査を行いました。低糖質食グループ

 は言語能力の改善、体重、腹囲、空腹時血糖値、空腹時インスリン値で減少が認められました。

  記憶力の変化については、摂取カロリー、インスリン値、体重との相関関係は認められませんで

 したが、血中ケトン体値が記憶力の改善状況と正比例し、ケトン体の血中濃度が高い程記憶力が良

 くなることが分かりました。→ 6週間低糖質食を継続すると、記憶力の改善ができることが分

 かりました。

 ・認知障害の改善理由は、ケトン体の抗炎症作用、神経細胞におけるエネルギー代謝の改善作用が

 有ります。

 ・米国では、中鎖飽和脂肪酸がアルツハイマー病の治療に有効な医療食として認可されています。

 ・神経変性疾患の「筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者の脊髄では、ミトコンドリアでの電子伝達系

 酵素の活性が低下している為に、エネルギーを生み出す働きに障害が有ります。そこで、ミトコン

 ドリアの働きを改善することができれば、ALSの治療法として活用できるのではないかという可能

 性が期待されています。

 ・ヒトの体には、自分にない分子パターンを異物と認識するメカニズムが有り、細菌やウイルス、

 真菌等の病原体を見つけ出すと、それを駆除する免疫を発動させます。又、細胞が傷を負ってし

 まった時に、その傷口から放出される細胞内分子を危険シグナルとして認識して、その傷を修復す

 るために炎症反応を発動させます。この認識能力は、異物による危険や負傷など、体内の他の組織

 や細胞に危険を知らせるアラームのような役割を担っています。

  自然免疫の一つに、「インフラマソーム」というものがあり、人体を異物や病原微生物、栄養

 の摂り過ぎにより生じる代謝物に対しても、体を守る働きをしますが、その反面イソフラマソー

 ムが自然免疫として攻撃を仕掛け、強い炎症を引き起こし、生活習慣病の発症、2型糖尿病や

 アルツハイマー病、動脈硬化症、自己免疫疾患等を誘発してしまいます。

  アルツハイマー病患者の脳組織では、インフラマソームの働きが活性化していて、脳組織に炎症

 反応を引き起こすなど関与しています。ケトン体はインフラマソームに直接作用して、その働

 を阻害する効果があると報告されています。

 

 

 

 

5.癌

ブルースファイフ博士「ココナッツオイル健康法」

 ・ココナッツオイルには免疫力強化作用が有り、ココナッツオイルの中鎖飽和脂肪酸は、骨髄内の

 白血球生成を促進します。その結果、感染症を防ぎ、癌細胞の増殖を阻止する白血球の数が増えま

 す。

 ・スリランカの国立医学研究所で血清学部門のロバート・L・ウィクラマシンハ博士は、ココナッ

 ツオイルには強力な抗発癌作用がある。動物実験で、大腸癌、乳癌、皮膚癌などの原因となる発癌

 物質の活動をココナッツオイルが抑制することが示しました。実験動物に化学的に癌を誘発させよ

 うとしたところ、餌にココナッツオイルを加えると癌発生が抑制された。

  大豆油、コーン油、キャノーラ油、オリーブオイル等の油ではこの効果は見られませんでした。

  ほとんどのオイルは酸化して発がん性のあるフリーラジカルを生成し易い為、癌の発生を促進し

  ていることがわかりました。

 ・中鎖飽和脂肪酸には抗酸化物質のような作用が有り、フリーラジカル反応を防ぎ、様々な種類の

 癌から体を守るように見える。

 

 

福田一典医師「やせる!若返る!ケトン体食事法」

 ・遺伝子の働きによって厳密にコントロールされる細胞の分裂や増殖、細胞死の調節が正しく行わ

 れることで、体の健康が保たれます。しかし、ある種の遺伝子の働きに異常が起こると、その必要

 がないにもかかわらず、勝手に増殖する細胞に変化することが有ります。

  この異常な細胞で作られた塊を腫瘍と呼び、腫瘍は更に良性腫瘍と悪性腫瘍に分かれます。

  良性腫瘍は増殖が遅く、局所的に細胞の塊を作るだけなのですが、悪性腫瘍は周囲の正常な細胞

 や組織を破壊する性質を持ち、更に血液やリンパ液にのり、離れた臓器やリンパ節に運ばれていき

 、そこで新たな腫瘍を形成し、これを転移と言い、無限に増殖し続け、遂には人間を死に至らしめ

 ます。

 ・粘膜上皮細胞や肝臓細胞など、上皮系細胞から発生する悪性腫瘍を癌と言い、筋肉や骨、軟骨や

 神経等の間質系細胞から発生する悪性腫瘍を肉腫と言います。これらの悪性腫瘍をまとめて癌と呼

 びます。約22,000個の遺伝子の内、どの遺伝子に異常が起こると正常細胞が癌化するのか?という

 問題が、癌研究の中心課題になっています。

 ・癌発生に関与する癌遺伝子の本来の役割は、正常な細胞を増殖させることなのですが、DNA変異

 や発現の異常を起こすと、無制限に細胞を増殖させることになります。

 ・細胞の癌化を防いでいる、癌抑制遺伝子も見つかっています。癌抑制遺伝子は、老朽化した細胞

 の死(アポトーシス)を促し、細胞の増えすぎないようにコントロールする役割や、傷付いたDNA

 を修復させる働きをします。癌遺伝子や癌抑制遺伝子は、共に正常細胞の増殖と分化、更にアポ

 トーシスに関わる遺伝子が何らかの原因で機能異常をきたしたものです。

  癌細胞が正しくコントロールされない理由は、細胞増殖のアクセルとブレーキが共に故障してい

 るからです。

 ・癌細胞が数を増やしていくには莫大なエネルギーと細胞を構成する成分(タンパク質、脂質、核

 酸)が必要です。癌細胞は正常細胞よりも、数倍から数10倍のエネルギー産生と物質合成が行われ

 ます。

 ・人間が活動する為のエネルギーは、二つのメカニズムで産生されます。

  a)細胞内で酸素を使わずにブドウ糖を代謝する方法で、ブドウ糖1分子を燃料に、たった2分子

  のエネルギーしか生み出すことができません。

  b)細胞内のミトコンドリアで行なわれるもので、酸素を使って産生され、ブドウ糖1分子を燃料

 に36分子ものエネルギーを生み出すことができます。癌細胞が増殖する為のエネルギーは、a)の

 酸素を使わないブドウ糖の代謝によって産生されます。

 ・エネルギー産生と物質合成を増やすという、2つの目的を両立させる為に、癌細胞はミトコンド

 リアでのエネルギー産生を抑制して、ブドウ糖の取り込みを横取りする形で活性化しています。

 その理由は、ミトコンドリアでのエネルギー産生にブドウ糖が使われてしまうと、細胞を構成する

 成分を作れなくなってしまうからではないか、と考えられています。

  又、ミトコンドリアでのエネルギー産生は、活性酸素を生み出すので、細胞内の酸化ストレスが

 高まり、細胞死を引き起こす原因にもなります。癌細胞は、自らをなるべく死なないようにする為

 に、ミトコンドリアの活性を抑制しています。

 ・癌細胞は、ブドウ糖をエネルギー源として大量に取り込んでいる為、高血糖の状態では、癌細胞

 の増殖に有利になってしまいます。

 ・高血糖は活性酸素の産生を高めて、血管の内皮細胞や膜にダメージを与えて、欠陥透過性を高め

 、転移を起こし易くなるという意見が有ります。

 ・高血糖は、マクロファージを活性化して、癌細胞の増殖や浸潤、転移を促進する「炎症性サイト

 カイン」という悪い物質の産生を刺激します。

 ・血糖値が上がると、体は膵臓からインスリンを分泌して、血糖の濃度を下げようとします。

 インスリンは食後の血糖値を下げるのが主な作用ですが、癌細胞の増殖を促進します。

 ・癌細胞の表面の細胞膜には、インスリン受容体というものが有り、そこにインスリンが結合する

 と、細胞増殖のシグナルが活性化し、癌細胞の発育や転移が促進されてしまいます。

 ・インスリンの分泌は癌細胞の増殖を促進するインスリン様成長因子の活性を高めてしまいます。

  正常細胞と癌細胞の区別無く、全ての細胞にはインスリン様成長因子の受容体が存在しているの

 で、増殖するのが正常細胞であれば良いのですが、癌細胞も同様に増殖が活発してしまい、癌の進

 行が促進されてしまいます。

 ・インスリンの分泌は、細胞の自食作用であるオートファジーの働きを抑制してしまうので、更に

 癌細胞が発生し易くなります。

 ・「低糖質+高脂肪食」を基本としたケトン体食事法を続ければ、血糖値の上昇もなく、インスリ

 ンが分泌されることもないの、癌細胞の増殖を抑えることができます。

 ・癌細胞が増殖する為には、エネルギー源となる燃料細胞を作る材料が必要です。

 ・糖質を断てば、体のエネルギー源となる燃料は、糖質から脂肪とケトン体に変わり、癌細胞は燃

 料とすることができません。肝臓では糖新生によってブドウ糖が作られますが、癌細胞が増殖のエ

 ネルギーにできるほどは産出されません。

 ・癌細胞と正常繊維芽細胞の培養細胞を使った実験で、培養液にケトン体を添加すると、正常な線

 維芽細胞の増殖は阻害されませんが、ケトン体が癌細胞のブドウ糖の取り込みと代謝を阻害する為

 、癌細胞の増殖は抑制されます。

 ・ケトン体の産生を増やすケトン体食事法であれば、カロリー制限をしなくても、癌組織の増殖を

 抑え、生存期間を延ばせることがマウスの実験で確認されています。

 

 

古川健司医師「ケトン食ががんを消す」

 ・次世代の癌治療!ケトン食による糖質制限 癌治療!究極の糖質制限の効果!糖質制限食が、癌

 の食事療法として、今、話題になっています。

 注目の「ケトン食」による癌免疫栄養療法は、これまで臨床に臨床を重ね、2016年1月に第19回日

 本病態栄養学会学会にその臨床研究の結果を発表されました。

  これは、食事療法だけでなく、現在の癌標準医療の抗癌剤治療も行いながら、ケトン体食事療法

 も併せて行なっています。これに依ると癌免疫栄養ケトン食療法による糖質制限と抗癌剤の治療

 効果は、糖質制限だけの治療法に比べて、下記の通り、奏効率(癌が縮小したり消滅する確率)

 が飛躍的に高く圧倒的な治療効果が出ています。 

 

                                              ケトン食単独        抗癌剤の治療            免疫栄養ケトン食療法+抗癌剤治療

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

奏効率                                              10%           21.0%(大腸がん) ------->67%           

                                                                           21.3%(乳がん)

病態コントロール率                      56%           71.0%(大腸がん) -------> 78%

                                                                                     (注)著書の最新情報⇒83%

  <特長>

 ・糖質摂取を可能な限りゼロに近づける。

 ・免疫栄養ケトン食は癌根治へと導く。

 ・癌細胞だけを弱らせ、正常細胞を元気にする。

 ・癌細胞も、栄養を絶たれれば死に至る。

 ・癌細胞は正常細胞の3〜8倍ものブドウ糖を取り込む。

 ・癌幹細胞をいかに死滅させるか。

 ・高燃費なケトン体エンジン

 ・ケトン体の抗癌作用

 ・ケトン体で長寿遺伝子が目覚める。

 ・ケトン体は脳細胞のエネルギーにもなる。

 ・ケトン食は化学療法の効果を高める。

 ・総ケトン体指数が一定以上になると、癌が消える。