Cholesterol
細胞膜やホルモンの原料のコレステロール
コレステロールは、過去において、善玉コレステロール、悪玉コレステロールなどと呼ばれていましたが、現在では、コレステロールの大部分が体内で作られ、食事から摂取するのは少量であると言われています。
ですから、コレステロールを食事から摂り過ぎても、健康には影響しないようです。
コレステロールは、細胞膜や各種ホルモンを作るのに大切な成分です。
コレステロールは食物を原料に肝臓で合成される一種の油です。血液により肝臓から全身に運ばれます。
血液は水分なので、そのままでは血液とコレステロールは混じりませんが、コレステロールは水に混ざる成分とくっ付き「リポタンパク」という大きな分子となって、血液に馴染んで全身に運ばれます。
油を多く含み、たんぱく質の少ないリポタンパク質(LDL-コレステロール、Low-Density-Lipoprotein)は、血管内に落としながら、全身に運ばれ、油が少なく、たんぱく質の多いリポタンパク質(HDL-コレステロール、High-Density-Lipoprotein)は、血液中のコレステロールを拾い集めます。
HDLコレステロール値が高いと、冠動脈疾患が少ないことが日本人で証明されています。 そして、コレステロールを多く含む鶏卵を多く食べても、病気になるリスクはあまり変わりません。
URL:http://diamond.jp/articles/-/81437?display=b
米国NPO法人ココナッツリサーチセンターのDr.Bruce Fifeは、著書「ココナッツオイル健康法」の中で、オメガ3系オイル、オメガ6系オイル、オメガ9系オイルの不飽和脂肪酸が酸化すると、動脈血管内にプラークを作るとしています。
しかし、ヴァージンココナッツオイルは93%が飽和脂肪酸と、酸化しないオイルなのでプラークは作りません。更に、ヴァージンココナッツオイルの主成分が中鎖飽和脂肪酸(62%)であることから、これを摂取しても、コレステロール値に影響しないと記述しています。
ヴァージンココナッツオイルは、ケトン体代謝を促進するので、間接的にLDLコレステロール値を減らし、HDLコレステロールを増加させます。
(日本オリーブオイルソムリエ協会理事長・多田俊哉氏の著書「そのオリーブオイルは偽物です」に依ると、エキストラバージンオリーブ油は全世界で流通しているのは極めて少ないことを考慮すると、例え、エキストラバージンオリーブ油とラベル表記されていても、多くが偽装されていると言います。以上から、主成分がオメガ9系オイルであるとは言えないようです。)


