「完全無欠で、究極のコーヒー」を飲みませんか?

デイヴ・アスプリー(Dave Asprey) さん。『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』の著者。体重140kgからマイナス50kgの減量に成功。あらゆるダイエット法を自ら試し、その成果を著書にまとめた。
日経記事
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO10599320T11C16A2000000?channel=DF140920160927
書籍「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」について、今年4月にブログで書きましたので、それをご覧下さい。
「究極のコーヒー Bulletproof Coffee」は、grass-fed butter(牧草飼育された牛から搾乳したミルクを原料にして作ったバター)使うことになっていますが、このバターの入手が不可能な場合として、ココナッツクリーム(植物性)とMCTミルク(植物性)を代用品として紹介しています。
著者デイヴアスプリーは、自著の中でナッツの中で、ココナッツ以外は安全ではないと記述しています。 確かに、ココナッツの農地では、そこに一緒に育つバナナには、収穫を終えると葉や茎を切り倒します。熱帯の環境下では早く朽ちるので、ココナッツの立派な自然の肥料になっていると思います。
ココナッツクリームは水分や食品添加物など一切加えられておらず、又、ヴァージンココナッツオイルにはない、たんぱく質、ミネラル、ビタミン等が豊富含まれています。
MCTオイルは、ココナッツオイルから、長鎖飽和脂肪酸とラウリン酸とを除去して、カプリル酸とカプリン酸で99.8%を占める中鎖飽和脂肪酸なので、中鎖飽和脂肪酸効果とケトン体代謝効果を最大に引き出せます。
<清水スタイル流レシピ>
①ココナッツクリーム(大匙4杯)
②MCTオイル(大匙1〜2杯)
③カビの無い、新鮮なコーヒー豆を使って、ドリップでいれたブラックコーヒー1杯

ブレンダー ココナッツクリーム MCT オイル
このコーヒーのポイントは、「撹拌の仕方」です。
泡立器よりも専用の電動ブレンダーで撹拌すると、細かい油粒子に乳化できます。
ココナッツクリームとMCTオイルは細かい粒子になり、カプチーノのように仕上がります。
オイルを撹拌することで、細かいオイル粒子に分かれ、白濁したオイル成分になります。これを摂取すると、十二指腸で胆汁に覆われて、更に消化し易い状態になります。そして小腸に吸収され、肝臓に戻されます。
朝、この栄養豊富なコーヒーを飲むと「空腹感」が消え、ケトン体代謝で頭脳の働きを良くして仕事の効率が向上します。
①コーヒーの特長:腸内細菌のエサとなる抗酸化物質、肥満の原因を生む炎症を抑える抗炎症物質です。
②ココナッツクリームの栄養成分:タンパク質、脂質(中鎖飽和脂肪酸、長鎖飽和脂肪酸)、ミネラル(K、P、Mg、Na、Ca、Zn)、ビタミン(ナイアシン、葉酸、ビタミンB6)、水溶性&不溶性食物繊維と栄養豊富です。
③MCTオイルの栄養成分:中鎖飽和脂肪酸99.8%。糖質摂取は過剰な食欲が生じますが、中鎖飽和脂肪酸を摂取すると3時間ぐらい空腹感を感じなくし、肝臓で作るケトン体に依るケトン体代謝で脳の働きが活発になります。
④Bulletproof Coffeeの特長:Bulletproof Coffeeが糖質中心の朝食の代わりとなります。速効的にケトン体代謝の体になり、高効率な体質が3時間続きます。
健康効果①:栄養豊富です。
健康効果②:最良のオイルの、酸化し難い中鎖飽和脂肪酸の働きと、中鎖飽和脂肪酸が肝臓で作るケトン体に依るケトン体代謝が働きます。ケトン体代謝では、体脂肪を燃やし、「ケトジェニックダイエット」
健康効果③:撹拌して乳化したオイルを、胆汁で覆うことで、小腸での脂肪吸収を良くします。
健康効果④:十二指腸で排出された胆汁は小腸で再吸収されて肝臓に戻されます。古い胆汁を排泄して新しい胆汁を作り、脂肪燃焼の効率を上げます。

カビていないコーヒー豆


<参考1>
*脂肪の過剰摂取分は体外に排出されます。
*糖質の過剰摂取分は脂肪に変わり、体内に蓄積し、体重増加に繋がります。
<参考2>
胆汁は、肝臓で生成される黄褐色でアルカリ性の液体である。肝細胞で絶えず生成され、総肝管を通って胆のうに一時貯蔵・濃縮される。食事時に胆のうが収縮し、総胆管の十二指腸開口部であるオッディ括約筋が弛緩し十二指腸に排出されて働く。 胆汁は3つに分類される。
A胆汁(胆管胆汁) - ファーター乳頭から分泌する
B胆汁(胆のう胆汁) - 胆嚢で濃縮
C胆汁(肝胆汁) - 肝細胞で産生
胆汁は1日に約600ml分泌され、胆汁酸と胆汁色素を含み、前者は界面活性剤として食物中の脂肪を乳化して細かい粒とし、リパーゼと反応し易くすることで脂肪の消化吸収に重要な役割を果たすが、消化酵素は含まれない。
胆汁酸は、脂肪を乳化して消化酵素の働きを助け、更に脂肪の分解産物に作用して小腸から吸収され易く変化させる。又、腸内に分泌された胆汁酸の殆どは小腸で再吸収され、肝臓に戻される(腸肝循環)。
胆汁は食後に体内を巡り、油を分解して 腸で吸収して、細胞のミトコンドリアは脂肪を燃やして エネルギーを作っています。胆汁の量は一定なので、増やす事は出来ませんが…古い胆汁を排泄して新しい胆汁を作る事で脂肪燃焼の効率を上げると期待されています。
古い胆汁を排泄しやすくする方法:それは、水溶性食物繊維を含む野菜を摂取する事です。
水溶性食物繊維は、便を柔らかくして、胆汁を排泄しやすくします。
<参考3>