50歳代以降は免疫力強化を図りましょう。

July 2, 2016

<結論>

50歳代以降は代謝の仕組みが変わることから、少食で糖質を減らした食生活を変えなければいけません。

 ①食事の量を減らす。 食事量が減ると寿命が長くなる。

 ②老化促進や多くの病気の発症リスクを上げる活性酸素の発生を促すパン、パスタ、ごはん等の糖質を減らします。

 ③善玉菌、悪玉菌、日和見菌等の腸内細菌を増やしてバランスを良くするとバナナ状の便となり、免疫力が高まります。

 ④自己免疫力強化に依り、病気予防します。

 

 

(1)糖質を摂り続けると、活性酸素が生じ易くなり、腸内細菌が弱まり、免疫力が低下してしまい、下記の病気になり易くなります。

 

<詳述>

 私達の体には「解糖エンジン」と「ミトコンドリアエンジン」という、2つのエネルギー製造装置で動いています。

 解糖系エンジンはからエネルギーを作りいます。

 ミトコンドリア系エンジンは酸素を取り入れてエネルギーを作ります。

 精子、皮膚や筋肉等は解糖系エンジンで糖からエネルギーを得て瞬発力を生み出します。 

 卵子、肝臓、心臓、脳や腸等はミトコンドリアエンジンは酸素を取り入れて、持続力のあるエネルギーを作ります。

 

 

 若い人達は、解糖系エンジンとミトコンドリア系エンジンの2つを持って体を動かし、50歳以降は、「解糖系エンジン+ミトコンドリア系エンジン」から「ミトコンドリア系エンジン」だけに移行します。

 50歳以降からは代謝の仕方が変わるので、炭水化物の摂取を減らす食生活が必要になります。 

 理由は、50歳を過ぎても解糖エンジンを回していると、ミトコンドリア系エンジンがうまく働かなくなるからです。ミトコンドリア系エンジンの困ったところは、吸った酸素が漏れて活性酸素に変わり、その酸素が活性酸素を作るからです。特に炭水化物の食べ過ぎ、添加物(化学薬品)、質の悪い油で、ミトコンドリア系エンジンは多くの活性酸素を作ります。 

 この活性酸素は、いろいろな細胞組織を傷付け、そして腸壁も傷付けます。

 腸壁が傷付くと、消化能力が落ちて消化できなくなり、未消化のタンパク質、有害物質、宿便の毒素等が、腸壁から体内に毒素が取り込み、免疫力低下、アトピー性皮膚炎を起こします。

 そこで、活性酸素を除去する働きの「ファイトケミカル」を多く含む野菜、豆類、穀類の手作り食品を摂るように心がけ、ファーストフードやコンビニ食は控えめにした方が良いと言えます。 

 腸内細菌の善玉菌、悪玉菌、日和見菌を増殖すると免疫力が向上します。

 免疫が上がると幸せ物質のセロトニンとドーパミンが脳に伝わり、体も脳も幸せ気分になります。

 

<腸に関する知識>

 腸は第2の脳、考える臓器と言い、気分や感情、免疫系、更には健康に影響を与えます。

 

①腸は、脳からの指示信号を待つことなく消化という重要機能を果たします。
 

②食道から肛門まで続く9mの腸には、1億個の脳細胞が存在し、ニューロンの数は脊髄や末梢神経系よりも多い。

 

③腸は独自の神経系を持つ

 腸の神経系は、消化や排泄をコントロールし、多くの働きをします。

 腸が刺激を受けると、脳からの指示が無くても腸が自ら働きます。

 

④腸には迷走神経が有り、その神経の最大90パーセントまでが腸から脳へと情報を伝えることは明らかで、腸が脳に感情のサインを送ります。

 

抗鬱剤として身体の調子を整える素晴らしい気分物質セロトニンは、約95パーセントを腸の中に有り、食事や薬、抗生物質等で人の気分を変化させます。
 

⑥健康な腸のセロトニンと腸との間には、腸からのセロトニン放出を抑制すると、骨粗しょう症の骨密度低下が抑える。

 

⑦自閉症が決して”寛解”するわけではないのでが、自閉症の患者には、腸管壁浸漏症候群、過敏性腸症候群、有益な細菌株の不足といった、腸のバランス不全が見られる。

 

⑧脂肪は、脳の天然の麻薬であるドーパミン放出の引き金となり、幸福感や喜びを増加させる。一方で、炭水化物は、幸せ神経伝達物質セロトニンの放出を刺激する。

 

⑨腸には、脳細胞だけでなく、体内の免疫細胞の70%の腸関連リンパ組織が有り、外部からの病原菌撃退します。 腸関連リンパ組織と腸内細菌叢は、病気退治の為に働きます。

 

⑩腸内には、脳のものと同じ麻薬受容体が有るので、脳と同様簡単に麻薬依存症になり、麻薬を絶つ時にも大きな困難が伴う。

 

 

(2)脳と腸の関係性について

 約40億年前に、生命体に最初に備わった器官は腸で、脳ができたのは5億年ぐらい前です。

 脳に幸福を感じさせる物質ドーパミンやセロトニンは、元々腸内細菌の伝達物質でした。

 脳ができたので、腸は一部を脳に渡し、今でも、脳内伝達物質といわれるセロトニンやドーパミンはみんな腸で作られ、セロトニンは今でも腸のなかに90%ぐらい有り、脳にはたった2%しかありません。その2%のセロトニンが少なくなると、鬱病になると言われています。 

 

 健康な腸は、セロトニンやドーパミンを脳に送り、腸に存在するセロトニンは、悪い菌が侵入すると直ちに反応し、下痢やおならを通じて体外に出そうとします。

 しかし脳は、快楽を感じさせる神経系が満足すれば、体に悪い物でも取入れてます。 

 

 ですから、脳を騙すのは簡単です。

 例えば、人はストレスを受けた時、甘い物が食べたくなります。本来は、ストレスを受けたらそれに対抗する為にストレスホルモンや腸の免疫を出すのですが、食べ物を食べると、脳は一次的にストレスを除く為に快楽を求めて食べ始めてしまいます。

 一旦報酬系を刺激されると、ストレスが無くなったとして、食べ続けます。

 

 しかし、腸はうまく機能せず、腸はそういう摂取を止めて免疫を高め、ストレスを除去するたんぱく質、野菜などを欲しがります。しかし、脳は、逆の反応をしてしまいます。

 脳と腸が同じストレスを受けても、脳は一次的な快楽で逃避しますが、腸は、それを処理しようと一生懸命働きます。腸と脳とで逆の反応になります。

 

 

(3)赤ちゃんの免疫力

 従来、腸内細菌は100種類、100兆個だといわれていたのですが、培養できない腸内細菌がその10倍以上いることがわかりました。更に、その大部分が土壌菌、土の菌でした。

 つまり数からいうと土壌菌がいちばん多く、その後に善玉菌と悪玉菌となります。

 どういう役割なのかわかりませんが、例えば、納豆を食べると免疫が上がって元気になります。納豆はほとんどが、納豆菌と土壌菌です。 

 

 赤ちゃんは何でも舐めたり、口に入れたりする行動には重要な意味が有ります。

 出産食後の赤ちゃんの腸内細菌はゼロで、無菌状態です。その後、大腸菌(悪玉菌)が急速に増え、母乳を飲んで、ビフィズス菌や善玉菌を増やします。 

 赤ちゃんは外界に出ると、インフルエンザ菌やさまざまな悪い菌が沢山いる為、抵抗する体を作らなければなりません。そこで、悪玉菌を体内に取り込みます。善玉菌だけでは免疫機能は発達しないので、いろいろなものを舐めて、様々な菌を集めているのです。 
 ですから、母乳も哺乳瓶も消毒して無菌室のような部屋に入れてしまうと、赤ちゃんの腸は正常には発達しません。事実、生まれたばかりでアトピーになっている赤ちゃんの便を調べると、半分近くは大腸菌が一匹も見つからず、アトピー性皮膚炎になっても治らない体になります。成人になっても、卵も牛乳も受けつけない体になってしまいます。ですから赤ちゃんには好きなように舐めさせます。不潔なように見えますが、本当は必要なことなのです。

 菌の力を借りて、自己免疫力を強めようとするわけです。

 動物界では、まず腸を大事にし、腸を発達させます。腸内細菌を増やすために、生まれたらすぐに土を舐めます。例えばパンダの赤ちゃんは、笹を消化する酵素を持っていないので、笹を消化する酵素は、母親が腸内細菌が持っているので母親の便を食べて酵素を体内に取り入れます。赤ちゃんコアラもまた、ユーカリを無毒化する酵素は、母親の腸の中の腸内細菌が持っているので母親の便を食べて、その酵素を取り入れます。

 

 

(4)腸内細菌も、悪玉菌が居て初めて、免疫力が備わります。

 そして、悪玉菌が居て、善玉菌をきちんと働かせる為には、悪玉菌が必要です。

 腸はそのことを知っており、悪玉菌を平気で体内に入れ、本当に悪い菌だけには激しい反応を示します。例えばコレラ菌が入ってきたら、わっと粘液を出して追い出そうとします。悪玉菌が多過ぎると体調を崩しますが、悪玉菌は必要なのです。 

 例えば、バナナ状の便がポーンと出たら、腸内細菌は丁度バランスが取れているサインです。小さくて臭い便は腸内細菌のバランスが崩れているというサインです。

 抗生物質を使うと、腸内細菌が排出されてしまい、自己免疫力は失われます。

 

 

(5)活性酸素を消去するには「フィトケミカル」という抗酸化物質が重要です。

 食品添加物、悪い油、甘く糖質の多いファーストフードは活性酸素を多く産生するので、これを抑える「ファイトケミカル」が必要になります。   

 

        

 

 


 

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