認知症予防の食事療法

June 25, 2016

 日本の長寿で大きな課題の一つとなる「認知症」の最大のリスク因子は「加齢」つまり歳を取ること、であると言われています。

高齢化の進展と共に、認知症患者数も増加しています。厚生労働省の推計(平成22年の推定値)では、65歳以上の高齢者の認知症有病率は15%、約439万人、7人に1人程度が認知症有病者、「正常」と「認知症」の中間の状態の人(MCI)を加えると、4人に1人が認知症またはその予備軍ということになります(MCIが必ず認知症になるわけではありません)。今後も認知症の人は増え続けると言われています。
 加齢を防ぐことは不可能なので、他の要因で認知症発症リスクを減らすことが大切となります。 

 

http://dspc2007.com/pdf/2025-6.pdf http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/nursing/15.html

 

 アルツハイマー病の「進行を遅らせる薬」を服用すると認知力を上げてくれますが、3年、5年、10年と長期にわたって進行を抑えることはできません。そして、低血糖や、他の身体問題が原因で、或いは、認知症患者に嫌な感情を抱かせる介護者の対応が原因で、興奮や介護拒否が激しくなると、介護する家族らを困らせる症状を抑える薬が処方され、服用すると、その副作用で「患者本人がぼんやりしてきて、昼間でも半分眠っているような状態になります。

 介護する家族は、本人の認知能力を上げて、副作用が発症すること無く、通常の会話ができるレベルに改善、維持したいと思います。

 

 生活習慣病が進行すると、血液中の糖や脂質が増え、血圧も上昇して、動脈硬化など血管の病気のリスクが高くなりますし、糖尿病になると、認知症の発症リスクを高めるので注意が必要です。生活習慣病の原因は、内臓脂肪にあると言われています。

 従って、生活習慣病予防、肥満解消は、認知症の発症リスクを下げます。

 その為には、普段使う油(長鎖不飽和脂肪酸)を脂肪の付き難い効果の中鎖飽和脂肪酸に変えることで、太り気味の方は、脂質の中鎖飽和脂肪酸を摂取して糖質制限食の、タンパク質、ビタミン、ミネラル、植物繊維の多い食事(白身魚、卵料理、発酵食品のチーズ、納豆、緑黄色野菜、淡色野菜、藻類)にすることで、ケトン体代謝の体に変わり、内臓脂肪(中性脂肪)が燃やされ、短期間で確実に減量して、病気になり難い体に変えることが出来ます。

 

 認知症患者の場合、薬で改善することに限界があることを、小児科医のメアリーニューポート医学博士の夫の若年性アルツハイマー病の症状で気付きました。

 そこで、同医学博士は米国中の栄養学、脂質、認知症、神経変性疾患などの多くの専門家、研究者の協力を得て、てんかん治療で用いられていたヴァージンココナッツオイルを若年性アルツハイマー病の食事療法に用いることが有効であるという発見に辿り着きました。

 

 ブドウ糖の栄養が脳に届かなくなった場合、中鎖飽和脂肪酸(ヴァージンココナッツオイル、MCTオイル)を摂取することで、肝臓でケトン体に変わり、血管に入って、ブドウ糖よりも脳細胞にとって効率の良い栄養として供給され、脳細胞を再活性させることがわかりました。中鎖飽和脂肪酸が作るケトン体で脳の認知能力を改善することが下記時計描画テスト結果で、確認されました。

 現在では、多くの国でヴァージンココナッツオイル、MCTオイルがアルツハイマー病、パーキンソン病、てんかん等、神経変性疾患の改善に用いられています。

 

 又、米国NPO法人・ココナッツリサーチセンター所長のDr. Bruce Fifeは、白内障、緑内障、加齢黄斑変性にも有効であると、著書「Stop Vision Loss Now!」に記述しています。

 

<参考>

過去の関連ブログ:3つのタイプの認知症

http://www.shimizu-style.biz/#!3つのタイプの認知症(詳説)/sg3x0/572e28bc0cf25326f6c7ce58

 

<参考>

http://kenbi-denshin.com/fukuoka/nhk-gattenn-daietto-1328

NHKガッテン!追跡!糖質制限ダイエットの落とし穴(仮) について物を申す!

 

 

 写真は、中鎖飽和脂肪酸です。肝臓に入ると、ケトン体を作ります。

左が、有機JAS認証取得ヴァージンココナッツオイル。右が、MCTオイル。

有機JAS認証取得ヴァージンココナッツオイルはケトン体代謝を遅効性ながら長時間持続させ、MCTオイルは即効性ですが持続時間が短いのが特徴です。メアリーニューポート医師は、この2つをミックスすることで、ケトン体代謝が即効性の有る、8時間安定して持続できるオイルになります。

 

 

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