福田正博著「糖尿病は自分で治す」

June 23, 2016

 

 日本では、糖質制限食について、肯定的な医師と否定的な医師が居て、ケトン体に関する知識も見解も異なります。

 当然ながら、糖質制限食について否定的な医師は、ケトン体について、体が飢餓状態になって、生じる物質であると認識されています。

 

 しかし、最近では、ご自身で糖質制限食を経験して減量に成功した医師は、肯定派に鞍替えし、糖質制限の看板を掲げて、実際の治療に生かしている医師も増えています。

 

 「糖尿病は自分で治す」は題名とは異なり、糖尿病専門医に依る治療を受けるという内容で、患者自ら体質改善して糖尿病を克服するという内容ではありませんでした。 

 又、糖質制限食に関しても、著者自身が糖質制限の経験はなく、糖質制限に失敗した患者から、リバウンドした話を聞いただけの、糖質制限には否定的な見解をお持ちの医師でした。

 

 東京医科歯科大学名誉教授・藤田紘一医学博士、新潟大学・名誉教授・安保徹医学博士共に、若い間は、ブドウ糖の解糖系と酸素で働くミトコンドリア系が働くが、50代以上になると酸素で働くミトコンドリア系の体に変わり、糖質は不要となると説明しています。糖質制限について理解されています。(詳細は安保徹医学博士のセミナー資料をご覧下さい。)

 

 又、藤田紘一医学博士は、自著の中で、糖質摂取は体内で活性酸素を発生させ、細胞に傷付け、老化促進、癌や生活習慣病の発症リスクを上げるだけでなく、細胞内で寿命を決定するテロメアに傷を付け、私達の寿命を短くする、と記述しています。

 

 糖質制限食は、単に糖質を制限する食事ではなく、タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミン、食物繊維中心の食生活であり、血糖値を上げる唯一の食物の糖質を極力減らす食生活です。

 

 私は、糖質制限食にヴァージンココナッツオイルを摂取して、ブドウ糖代謝の体からケトン体代謝の体質に変え、体内に蓄積した中性脂肪を減らす減量方法、ケトジェニックダイエットを行い、高血圧と食後血糖値が改善しています。

 

<参考>

新井 圭輔さんのFBから引用

『糖尿病合併症の本質』

糖尿病合併症=動脈硬化進展=『高血糖の記憶とか?』

これを改善したり、阻止してこそ臨床医である。

どうやるか?

『低インスリン療法+動脈硬化治療』である。

結果が出せなければヤブ医者と言われることを覚悟しなければいけない時代になってきたようである。

 

 

 

 私と周りの糖質制限経験者の感想として、糖質摂取している時は、過度な食慾の為に、食事量が多く、高カロリー食だったので、体重が増え、高血糖、高血圧状態になり、精神面では、怒り易かったり、気が短くなったりしていました。

 糖質制限すると、過度な食欲、過度な空腹感が消え、アルコールにも関心が無くなり体重が短期間で大巾に減り、精神面ではカッカすることも無くなり、穏やかな精神状態になったというのが共通した変化でした。

 

 又、糖質制限に依り、体内での活性酸素の発生が抑えられることで、老化促進、癌発症リスク、脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病発症リスクも抑えられることが知られていますが、糖質制限に依る健康効果は、やはり経験者ではないと、理解できないのではないかと思います。糖質制限には、下記の種類があります。

 

①糖質制限食(軽い、中程度、厳しく糖質を制限する方法の三段階)

②MEC食(肉、卵、チーズなどのタンパク質を積極的に摂取して、脂質、ミネラル、ビタミン、食物繊維を摂る方法)

③ケトジェニック・ダイエット(糖質制限して、脂質のヴァージンココナッツオイルを積極的に摂取してケトン体代謝を行い、体内に蓄積した中性脂肪を減らす方法)

④Bulletproof Diet(完全無欠ダイエット。世界中の食事、ダイエット法を著者自ら試して創り出した健康法です。減量してIQを上げ、ストレスレベルと病気発症リスクを下げ、合理的且つ効率的な食品に変えて摂取すると、老化防止し、意思が強くなるなどの効果が有るとしています。)

 

 

 

 

安保徹医学博士のセミナーから

 

 

 

  <著書の目次>

はじめに まさかの糖尿病宣告を受けてどう生きるのか

第1章 糖尿病治療最前線

第2章 あなたも糖尿病かもしれない

第3章 糖尿病の本質的な問題は合併症にあり

第4章 糖尿病を重とくにする4番目の合併症「動脈硬化」

第5章 新合併症1 糖尿病になると認知症発症のリスクが高い

第6章 新合併症2 糖尿病になるとうつ病発症のリスクが高い

第7章 新合併症3 糖尿病になるとがん発症のリスクが高い

第8章 新合併症4 糖尿病では歯周病のリスクが高い

第9章 「夢の新薬?」SGLT2阻害薬の効果と問題点

第10章 新薬登場で広がった選択肢と「インスリン」の今後

第11章 糖尿病は「腹やせ」で治せ

おわりに iPS細胞、ロカボ、お笑いとの関係も明らかに

 

 

 著者のプロファイルは、下記の通りです。

1956 射手座生

1982 滋賀医科大学卒業
1982 大阪大学医学部老年医学講座(第四内科)入局
1988 医学博士
1988 米国ハーバード大学ジョスリン糖尿病センターへ留学
1990 大阪大学第四内科へ帰局
1993 純幸会 豊中渡辺病院 内科部長
1996 11月よりふくだ内科クリニックを開設(内科・糖尿病外来)
2004 大阪大学医学部附属病院の卒後研修プログラムに参加 研修協力施設に認定
2008 新大阪へクリニック移転 内科・糖尿病内科
2010 近畿大学医学部 内分泌代謝内科非常勤講師
   

所属学会

日本内科学会
日本糖尿病学会
米国糖尿病学会
全国臨床糖尿病医会
日本糖尿病情報学会
日本病態栄養学会
日本肥満学会
日本老年病学会
日本臨床内科医会

 

専門医資格

日本糖尿病学会糖尿病専門医
日本内科学会内科認定医
大阪府内科医会推薦医

 

http://dmclinic.jp/relation/relation-cat/course-diabetes/diabetes010/

Please reload

特集記事

Oil Pulling Therapy

March 16, 2017

1/10
Please reload

最新記事

June 11, 2019

June 1, 2019